倖田來未の下積み時代

倖田來未の下積み時代

倖田來未ちゃんはアメリカでの活躍もあってさらに歌唱力に自信を持ち逆輸入という形で日本にて華々しく「凱旋デビュー」を飾る予定だったのですが、その目論見は外れてしまい、オリコンチャートでは『TAKE BACK』が初登場59位、『Trust Your Love』が初登場18位でスマッシュヒットという結果に終わってしまいました。

さらに続く3枚目のシングル『COLOR OF SOUL』、4枚目のシングル『So Into You』でも、高い歌唱力と定評のあるダンス力で着実にファンを増やすものの、ヒットとはならなかったのです。

当時の倖田來未ちゃんは音楽番組に出演しない路線をとり、専らクラブなどで歌っていました。

その分大衆の目に触れられる機会が少なかったとはいえ、当時まだ倖田來未ちゃんの衣装はそこまで特徴的で目立つというまでででもなかったかもしれませんが、アメリカの人々が認めた彼女の歌唱力に日本国民が気づけなかったはなんとも汚点でありました。

本人はその時を振り返り「辛かったけど夜中3時ごろに歌ったりして、声帯が強くなったり度胸が据わったりした。下積み時代に感謝している」と述べてます。

この時期の倖田來未ちゃんの苦悩な時代が後に人気者がゆえの多忙にもポジティブに、また感心してしまう程の頑張りやさんぶりを発揮する踏み台みたいなものになったのではないでしょうか。